ヴィクトリアマイルの特集記事

第3回ヴィクトリアマイル

今週のメインレースは、
春の古馬牝馬ナンバーワン決定戦の第3回ヴィクトリアマイルである。


第3回ヴィクトリアマイルでは、
ダービー馬ウオッカ(武豊)、
オークス馬ローブデコルテ(福永祐一)及び
阪神牝馬ステークス馬エイジアンウインズ(藤田信二)などの
最強4歳牝馬世代が注目される。




その最強4歳牝馬世代で最も注目されるのは、
ダービー馬ウオッカである。


ウオッカは64年ぶりの牝馬ダービー馬であり、
実力の高さは疑う余地がない。


またウオッカは、
第3回ヴィクトリアマイルで久々のマイル戦となるが、
5戦4勝2着1回と得意な距離である。


なおウオッカのマイル戦での2着は、
ダイワスカーレットに敗れた桜花賞であり、
相手が悪かっただけである。


ウオッカの唯一の不安点と言えば、
ダービー後に勝ち星から遠ざかっている点であるが、
牡馬一線級相手に不向きな展開で敗れたものであって悲観すべき内容ではない。


よってダイワスカーレット不在の牝馬限定戦となる第3回ヴィクトリアマイルにおいては、
ウオッカが好走する可能性が高いと競馬理論では判断している。




前哨戦の阪神牝馬ステークスからは、
1着のエイジアンウインズ、
2着のブルーメンブラット、
3着のパーフェクトジョイ(池添)、
4着のキストゥヘヴン(幸)、
5着のジョリーダンス(安藤勝)及び
6着のローブデコルテが第3回ヴィクトリアマイルに出走する。


阪神牝馬ステークスは、
800m通過47秒2、
1000m通過58秒5のスローペースであった。


つまり、エイジアンウインズの阪神牝馬ステークスの勝利は、
このスローペースをマイペースで逃げる展開に恵まれたものであって、内容的な価値は高くない。




一方ブルーメンブラットの阪神牝馬ステークスの2着は、
このスローペースを外を回って追い込んでのものなので、
クビ差の着差を考慮すると、レース内容的には、
ブルーメンブラットがエイジアンウインズを大きく上回る


よって第3回ヴィクトリアマイルにおいては、
ブルーメンブラットに、エイジアンウインズよりも高い評価を与えるべき
と競馬理論では判断している。


パーフェクトジョイは、
ブルーメンブラットと並んで追い込んだが、3着が精一杯であった。


よって第3回ヴィクトリアマイルにおいて、
パーフェクトジョイがブルーメンブラットを逆転する可能性は低い
と競馬理論では判断している。




キストゥヘヴンは、
ブルーメンブラットよりも更に後方から、
直線だけで4着に追い込んだ。


つまり、キストゥヘヴンの阪神牝馬ステークスの4着は、
56キロの斤量を背負って脚を余したものであって悲観すべき内容ではない。


よって桜花賞を制した得意の距離で行われる第3回ヴィクトリアマイルにおいては、
キストゥヘヴンにそれ相応の評価をすべき
と競馬理論では判断している。




阪神牝馬ステークスで2番人気のジョリーダンスは、
見せ場なく5着に敗れてしまった。


阪神牝馬ステークスの内容だけを考えると、
ジョリーダンスが第3回ヴィクトリアマイルで好走する可能性は低い。


しかしながら去年のヴィクトリアマイルにおいてジョリーダンスは、
外が伸びない馬場を唯一外から追い込んで差のない5着に好走しており、
牝馬のマイル戦ならば能力上位であることを示した。


よって、
ジョリーダンスが去年のヴィクトリアマイルの状態に戻りさえすれば、
好走必死
と競馬理論では判断している。




オークス馬ローブデコルテは、
阪神牝馬ステークスにおいて先行したものの伸びを欠いてしまい、
6着に敗れてしまった。


ローブデコルテの阪神牝馬ステークスの6着は、
スローペースで先行する有利な展開でのものであり、
57キロの斤量を考慮しても内容的な価値は低い。


よって第3回ヴィクトリアマイルにおいては、
ローブデコルテが好走する可能性は低い
と競馬理論では判断している。




一方福島牝馬ステークス組からは、
1着のマイネカンナ(岩田)、
2着のハロースピード(川田)、
3着のザレマ(柴田善)、
4着のヤマニンメルベイユ(柴山)及び
5着のタイキマドレーヌなどが
第3回ヴィクトリアマイルに出走する。


マイネカンナは、
中山牝馬ステークスで2着の後に福島牝馬ステークス1着と
本格化した今ならばG1で通用すると見ることもできる。

しかしながら福島牝馬ステークスの出走メンバーを見渡すと、
条件級に毛が生えた程度のメンバー構成であり、
マイネカンナの勝利は、弱いメンバーに恵まれた可能性が高い。


よって競馬理論は、
福島牝馬ステークス組に高い評価を与えない予定である。


なお福島牝馬ステークス組の中では、
東京コースならば切れ味を最大限に発揮するハロースピードを押さえれば十分
と競馬理論では判断している。



別路線組では、ニシノマナムスメ(吉田隼人)、
ベッラレイア(秋山)及びレインダンス(武幸四郎)が第3回ヴィクトリアマイル・・・
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第2回ヴィクトリアマイル

2回東京競馬の最終日となる8日目には、第2回ヴィクトリアマイルが行われる。第2回ヴィクトリアマイルには、多数の一線級の牝馬が出走する。その中でも、カワカミプリンセス(武幸四郎)が第2回ヴィクトリアカップで圧倒的な一番人気となりそうである。

カワカミプリンセスは、G1のオークス及び秋華賞を無敗で圧勝して、2冠馬となっており、牝馬同士ならば能力断然である。また、カワカミプリンセスは、前走のエリザベス女王杯で初の敗戦を喫したが、1位で入線しており、古馬牝馬相手でも能力的に上位であることを示し、実質的には無敗の3冠馬といえる。


よって、カワカミプリンセスが、第2回ヴィクトリアマイルを制す可能性は高い。ただし、カワカミプリンセスにとっては、武幸四郎騎手がテン乗りであること、去年の11月以来となる休み明けのレースであること及び初のマイル戦が課題となる。


武幸四郎騎手のテン乗りは、本田騎手のこれまでのカワカミプリンセスの騎乗内容を振り返ると、上手に乗っていたとは言えないので、カワカミプリンセスにとってはマイナスになるどころかプラスになる可能性が高い。また、去年の11月以来となる休み明けのレースも、半年振りのレースで秋華賞を圧勝した経験から、カワカミプリンセスにとっては大きな問題にならないだろう。


よって、カワカミプリンセスにとって唯一の不安はマイル(1600m)の距離だと競馬理論では考えている。確かに、カワカミプリンセスは、1400m戦でデビューから2連勝しており、距離には問題なさそうにも思える。


しかしながら、デビュー2戦のメンバーとG1のヴィクトリアマイルのメンバーとは、レベル的に比較にならず、ペースもまったく異なる。よって、デビュー2戦の経験だけで、カワカミプリセスがマイルの距離に問題はないと考えるのは危険である。競馬理論がマイルの距離を心配している大きな理由は、エリザベス女王杯におけるカワカミプリンセスの4コーナーでの反応の悪さである。


カワカミプリンセスは、エリザベス女王杯の4コーナーでペースについて行けず外に出せなかったので、狭いインを突かざるを得なくなってしまい、降着となってしまった。エリザベス女王杯のような反応の悪さを見せてしまうと、カワカミプリンセスは、マイルのペースに戸惑ってしまう可能性が高い。


一方で、あれだけ反応が悪くても先頭でゴールしたことから、カワカミプリンセスは、牝馬同士ならば能力断然ともいえることも確かである。よって、初のマイルのG1のペースに多少戸惑ったとしても、カワカミプリンセスが、第2回ヴィクトリアマイルを制す可能性が高いと競馬理論では判断している。


第2回ヴィクトリアマイルでは、スイープトウショウ(池添)が2番人気となるだろう。スイープトウショウは、三つのG1を制しており、実績的にはカワカミプリンセスと互角以上である。それも、スイープトウショウのG1勝ちには、牡馬の一線級を破った宝塚記念勝ちなども含んでおり、牝馬限定戦ならば常に上位争いする能力を秘める。


また、スイープトウショウは、マイルのG1の安田記念や前走のG2のマイラーズカップでも2着に好走しており、マイルの距離に不安はない。よって、競馬理論は、スイープトウショウに、カワカミプリンセスと同等以上の評価を与えるべきと判断している。ただし、スイープトウショウの去年の秋のレースを見る限り、宝塚記念を制したころよりも力が衰えている点は否めず、牡馬相手に往年の走りを期待するのは酷である。


しかしながら、現状のスイープトウショウでも、牝馬同士のG1ならば好走する可能性が高い。これらを考慮して、競馬理論は、スイープトウショウの最終評価を決定しようと考えている。


他には、ディアデラノビア(岩田)も、第2回ヴィクトリアマイルで人気となる。ディアデラノビアは、詰めが甘いものの、強敵相手に常に好走を繰り返しており、能力的にはカワカミプリンセス及びスイープトウショウと大きな差はない。去年の第1回ヴィクトリアマイルでも、外が伸びないディアデラノビアにとっては不利な馬場を克服して3着追い込んでおり、展開次第ではG1でも通用する能力の一端を示した。


よって、ディアデラノビアが、第2回ヴィクトリアマイルで好走する可能性は高いと競馬理論では判断している。ただし、ディアデラノビアにとっては、前走の阪神牝馬ステークスの凡走が気掛かりである。阪神牝馬ステークスの凡走の原因が、1400mの距離ではなく、年齢による衰えだとしたら、ディアデラノビアは去年の第1回ヴィクトリアマイルの3着以上の成績を収められないだろう。


つまり、ディアデラノビアにとっては、今後を占う意味でも、第2回ヴィクトリアマイルは重要なレースになると競馬理論では考えている。他には、前哨戦の阪神牝馬ステークスを圧勝したジョリーダンス(安藤)にも競馬理論は注目している。ジョリーダンスは、初のG1挑戦となるが、前走の阪神牝馬ステークスの走りを再現できるようであれば、このメンバーでも差のない競馬をできるだろう。


競馬理論は、フサイチパンドラ(福永祐一)及びアサヒライジング(柴田善)を、第2回ヴィクトリアマイルの穴馬候補として注目している。フサイチパンドラは、繰上げとはいえエリザベス女王杯を制したG1馬であり、能力的にはこのメンバーでも通用する。


一方のアサヒライジングも、オークスでカワカミプリセスと1馬身差の3着、秋華賞でカワカミプリセスと半馬身差の2着、エリザベス女王杯でフサイチパンドラと3/4馬身差の4着と一線級と差のない競馬をした実績がある。しかしながら、フサイチパンドラ及びアサヒライジングの両馬とも、近走の敗戦で人気を急落させている。


アサヒライジングは、先行できる脚質からマイルの距離適性は高そうであり、更に、先行馬は人気が落ちたときにマークが緩くなるので絶好の狙い目である。特に、カワカミプリンセス及びスイープトウショウという後方から競馬を進める馬が、人気になる点も、アサヒライジングのような先行馬には有利に働くであろう。よって、競馬理論は、アサヒライジングの残り目に注意すべきと判断している。


一方、フサイチパンドラは、非常に気難しい馬であり、これまでも惨敗後に好走した経験がある。よって、フサイチパンドラにとっては、他馬との比較よりも、いかに折り合いをつけてスムーズな自分の競馬ができるかどうかがポイントとなる。フサイチパンドラは、折り合いがついてスムーズな競馬さえできれば、エリザベス女王杯を再現する可能性まであり得ると競馬理論では判断している。


以上のように、競馬理論は、第2回ヴィクトリアマイルに出走する各馬の能力を分析している。つまり、第2回ヴィクトリアマイル馬に最も近いのがカワカミプリンセスなのは間違いないが、マイルの速いペースに若干不安が残り、圧倒的な人気に過信することは禁物であると競馬理論では判断している。


ただし、カワカミプリンセスにとっては、牡馬との一線級との対戦に向かうためにも、第2回ヴィクトリアマイルは負けられない一戦である。カワカミプリセスが、マイルの距離を克服して第2回ヴィクトリアマイルで圧勝するようであれば、ディープインパクトが不在の今の牡馬の一線級との対戦でも通用する可能性が高い。


そうなれば、カワカミプリセスが、名牝として歴史に名を刻むであろう。

第1回ヴィクトリアマイル

今週は、第1回となる牝馬限定のG1のヴィクトリアマイルが行われる。
ヴィクトリアマイルの舞台となるのは、先週のNHKマイルカップと同じ東京1600mである。
東京1600mは、基本的にはすべての馬が能力を発揮できる舞台である。
但し、NHKマイルカップの競馬理論でも述べたが、東京競馬場の芝コースは、雨が降ると馬場状態が一変する。 ヴィクトリアマイルが雨の中で行われる場合には、各馬の能力分析よりも、ラチ沿いを走る馬で馬券を買わなければならない。

競馬理論は、週末の天気の予報まではできないので、各馬の能力について分析しようと思う。 一番人気が予想されるのは、ラインクラフト(福永祐一)である。
ラインクラフトは、前哨戦の阪神牝馬ステークスを楽勝しており、人気となるのも頷ける。
ラインクラフトは、マイル戦ならば、同世代のエアメサイア及びディアデラノビアと勝負付けが済んでいると競馬理論は判断している。 ラインクラフトが、世代の異なるダンスインザムード(北村宏)、ヤマニンアラバスタ(江田照)及びヤマニンシュクル(四位博文)との比較が問題となる。
これについては、ヴィクトリアマイルの前日まで、じっくりと分析しようと思う。
2番人気が予想されるのはダンスインザムードである。 ダンスインザムードは、牡馬の一線級が相手でも好走しており、能ラインクラフトと互角以上の能力を秘める。
問題は、ダンスインザムードが、気難しさを出さずに、能力を発揮できるかどうかである。
能力を発揮できさえすれば、ダンスインザムードが第1回のヴィクトリアマイルの勝者になる可能性が高いと競馬理論は判断している。 武豊騎手が選んだ形となるエアメサイアも注目されている。

エアメサイアは、去年の秋の2戦ではラインクラフトに先着しており、ラインクラフトと実力的には互角である。
しかし、去年の秋の2戦より距離が短い1600m戦であれば、エアメサイアが、ラインクラフトを負かすのは難しいと競馬理論は判断している。
武豊騎手の騎乗で人気となることを考えると、エアメサイアは押さえ程度の評価にとどめようと考えている。 他には、ヤマニンアラバスタ及びヤマニンシュクルのヤマニン2頭にも競馬理論は注目している。
特に、ヤマニンシュクルは、後に宝塚記念を制するスイープトウショウと秋華賞で互角の競馬をしており、牝馬同士のG1ならば実力的には上である。
競馬理論は、各馬の能力をこのように分析している。 後は、当日の馬場状態、枠順及び調教等を加味して、最終的な予想として決断しようと考えている。